保険適用の歯科治療の素材でよく使われるのは、レジンや金銀パラジウム合金です。しかし以前はアマルガムという素材がよく使用されており、今の40代以降の方のお口の中に存在する詰め物です。今ではほとんど使われることがなくなったアマルガムは、どのような性質があるのでしょうか。

アマルガムについて

アマルガムとは、水銀と他の金属との化合物で、以前は詰め物としてよく使われていました。今現在詰め物とし手使われているのは、金銀パラジウム合金であり、アマルガムはまず使われることはありません。金銀パラジウム合金とアマルガムの見分け方は割と簡単で、金銀パラジウム合金はキラキラとした金属、アマルガムは鈍いグレーです。

金銀パラジウム合金による詰め物は、型取りが必要になりますが、アマルガムは水銀に銀をはじめとした金属の粉末を混ぜ、その場で削った部分に詰めるという手法です。型取りが不要で、その場で詰めた部分を修復できるため手間がかかりません。またコストも安く、当時の虫歯治療の詰め物としてよく使われていました。

ところが今では、水銀による健康への悪影響が心配され、現在ではほとんど使われていません。金属アレルギーというよりは、水銀中毒の心配があるからです。かつて日本の歯科治療では当たり前のように使用されていたアマルガムは、スウェーデンやデンマークなどの諸外国では使用禁止になっています。

アマルガム除去には細心の注意が必要

見た目が悪く、健康面にとっても悪影響が多いアマルガムを取り除き、セラミックなど審美性が高く安全な素材へ再治療を求める人が増えています。

しかしアマルガムを取り除くことは、金銀パラジウム合金の詰め物を取り除くよりも慎重にならなくてはいけないのをご存じでしょうか。

アマルガムを取り除く際に発生する摩擦熱により、アマルガムに含まれている水銀が気化して、水銀を含んだ蒸気が発生します。この水蒸気を吸い込むことが、大きな危険が生じてしまうのです。

アマルガムを除去する際は、安全対策にこだわっている歯科医院で除去することが望ましいと言えるでしょう。

毒性の強いアマルガムから、安全なセラミックへ

見た目も健康にも悪いアマルガムを除去することで、金属アレルギーや肩凝りなどの不定愁訴が改善することがあると言われています。アマルガムを取り除いたあとは、金属アレルギーの心配がないセラミックが適しています。

審美性とお口、体の健康を考慮した治療を受けることで、よりよい毎日が遅れるのではないでしょうか。

 

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はぴねす歯科院長

コラム監修者

はぴねす歯科緑地公園駅前クリニック 院長 松浦 裕矢

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